三鷹の整体 肩こり・首こりの原因

2018/10/22
さくら

 あなたの肩こり、首こりの原因は? 

 

 こんにちは。東京都三鷹市にある「女性専用リラクゼーション治療院さくら」の吉原です。

 今朝は今年一番の冷え込みだったみたいですね。寒いのは苦手なので、これからの季節、毎朝布団から出たくなくなります(笑)

 

 

 さて、昨日来院された患者さんの話をしたいと思います。

 

 

 その方の主訴は30年以上前から肩こり・首こりがひどくて、最近は頭痛がしたり頭がぼーっとするとのことでした。

 

 

 以前もブログに書きましたが、肩こりや首こりを訴える人の多くは首や肩に根本的な原因がないことがよくあります。

 

 

 昨日来られた患者さんは、首の前の方についている胸鎖乳突筋や斜角筋がパンパンになっていて、ひとの1.5倍くらい発達していました。

 

 

 もしかしたら……と思って横隔膜を触ってみると、

 

 

 コルセットでも巻いているのかと思うくらいガチガチ!!

 

 

 かなりの数の患者さんを触っている私もビックリするくらい硬くなっていました。

 

 

 少し話を聞いてみると、体調が悪い時はいつも呼吸が浅く、息が苦しいとのこと。出産後は3年くらい呼吸が浅い状態が続いていたともおっしゃっていました。

 

 

 もうこれは確定ですね。

 この患者さんの肩こり・首こりの根本的な原因はこの硬くなった「横隔膜」です。

 

 

 横隔膜というのは呼吸をするときに働く筋肉です。肋骨の下(胸と腹の境目)についていて、呼吸をするときに上下に動いて空気を肺に取り入れたり、吐き出したりするのをサポートしています。

 

 

 しかし、この横隔膜が働かないと空気を吸い込むときに肺が膨らむスペースを確保できないので、呼吸補助筋という筋肉を使って肋骨全体を持ち上げてスペースを作ろうとしてしまします。

 

 

 そしてこの呼吸補助筋こそが、胸鎖乳突筋や斜角筋などの首の前方についている筋肉たちなのです。

 

 

 つまり、この患者さんは横隔膜が働いていないせいで首の筋肉が頑張って肋骨を持ち上げ続けた結果、首の前方の筋肉が発達し、ガチガチになって肩こり・首こりを引き起こしていたというわけです。

 

 

 さらに、胸鎖乳突筋の下には脳や頭蓋骨の外側に行く血管が通っているので、筋肉が硬くなることによって血管を圧迫し、血流量が低下して頭痛や頭がぼーっとするといった症状が出るのです。

 

 

 ということで、この患者さんの治療はまず横隔膜を緩めることが大切です。どれだけ首や肩周辺の筋肉を緩めても、横隔膜を治療しないことにはすぐに首や肩のコリが戻ってきます。

 

 

 では、原因がわかればすぐに改善! 

 

 

 ……してあげたいのは山々ですが、この方の横隔膜は本当に硬すぎてほとんど動いていないので、横隔膜や胸鎖乳突筋を緩めるだけでは本当の改善にはつながりません。

 

 

 呼吸するときに横隔膜が働くように練習することが必要になります。

 

 

 いままで動いていない筋肉をしっかり使えるようになるには時間がかかるので、日常的に肩甲骨を動かしたり、横隔膜呼吸をすることによって横隔膜を使い、呼吸補助筋の負担を減らしてあげることが大事です。

 そうすることで、肩こりや首こり、頭痛などが改善していきます。

 

 

 

 

 

 

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 女性専用リラクゼーション治療院さくら

 院長 吉原裕子