こんにちは。東京都三鷹市にある女性専用リラクゼーション治療院さくら院長の吉原です!
パソコン仕事などのデスクワークが続いたり、子育てや介護で腕を酷使したりすると肩周りがガチガチになってツライですよね。
酷くなってくると頭痛がしてきたり、気分が悪くなって吐き気がしてきたり……。目が開けづらくなったり、呼吸をするのが苦しくなってきたりもします。
そんな時に凝り固まっている肩周辺や首の辺りを揉んでもらうと気持ちいいですよね。でも、知っていましたか?
肩こりは揉むと悪化するんです。
え!? どうして? 揉んでもらうと気持ちいいのに?
疑問に思いますよね。
筋肉を「揉む」という行為はつまり「筋肉に外から力を加える」行為です。
筋肉は強い外力を加えられると、簡単に筋線維が壊れてしまいます。すると、それを修復しようとして、血流が増加します。いわゆる炎症が起こるのです。
血流が増加すると、溜まっていた疲労物質や発痛物質が流されていくため一時的に痛みやコリを感じなくなります。
そして壊れた筋線維は、修復段階で「また壊されないように今度はもっと強い筋肉になろう」とします。
そうすると揉む前よりも硬い筋肉になってしまい、同じ力で揉んでも効かなくなってきます。そのためさらに強い力で揉んでしまい、再び筋線維を壊してより硬い筋肉を作り上げるという「コリのスパイラル」が起こってしまうのです。
また、筋肉に強い刺激が加えられ組織が壊されると、脳は「体が攻撃されている!」と認識してしまい、痛みを緩和させるための脳内麻薬を放出します。
そうすることで痛みを感じなくなるのです。凝っている部分を強く押して『イタ気持ち良い』と感じるのは、この脳内麻薬のせいだといわれています。
そしてこの脳内麻薬、麻薬というだけあってクセになります。そのためどんどん刺激は強くなり、どんどん筋線維は壊れていき、最終的には体がダメになってしまいます。
一時的に良くなったような気になっても、すぐに元に戻ってしまう、あるいは、よりひどくなっていく理由は、こういうところにあるのです。
凝っているところをゴリゴリと揉まれると気持ちいいというのはわかります。
脳内麻薬がどんどん出るのでクセになるのもわかります。
私も治療家になる前は「イタ気持ちいい」マッサージが大好きでした。
なので強い刺激のマッサージを完全に否定することはしません。
お酒やデザートのような「嗜好品のようなもの」として、たまに刺激が欲しいと思ったときにゴリゴリと揉むのはいいと思います。
しかし、本当に肩こりに悩んでいて、治したいと思っているならば、肩を揉むのはやめてください。
コリのスパイラルに陥って筋肉が硬くなってしまうと、もう後戻りできなくなくなりますよ。